イラク戦反対!!3・16全世界一斉デモ
イラク戦争からまもなく5年になるのを前に、市民や労組、学生らが参加して反戦を訴えるデモが3月16日、広島市内でありました。我が会も参加し、原爆ドーム前であった集会で、イラクの医師2人から寄せられたメッセージ(下記)を読みあげ、米軍などのイラク撤退と人々の連帯を呼びかけました。その後、「ノー・ウオー」(戦争はいらない)「ストップ・ザ・ウオー」(戦争を止めよう)と声をあげながらデモ行進が行われました。
イラクからのメッセージ
【ハナ医師】 私の街バスラの状況はとても悪いのです。多くの組織があり、その多くはイランに関係しており、それぞれが武力で街を支配しようとしています。その力を人々に見せようと,殺戮、誘拐、略奪を行っており、皆が命の危険を恐れています。
彼らの軍の間での衝突も常に街頭で起こっています。大きな組織が小さな組織を飲み込もうとします。石油と金の全ての利益を得ようというのです。ご存知のように、イラクは豊かな国です。しかし、彼ら以外の人々は何も持っていません。貧困水準で暮らしています。ガスも、石油も、医薬品もなく、食料品すら値段が高くて、貧しい人々とっては手に入れるのが困難になっています。
アラビアテレビで「誰がバスラをダメにしたか」というインタビューが行われました。テレビ局はバスラ警察所の部長にインタビューしました。部長は「バスラで起こるどの犯罪も、パトカーを使って、警官によって行われている。殺人や誘拐などは警官に責任があるのは明白だ」「彼らは誘拐すると、100000ドルを取って解放する。だから、それを止めさせるのに出来ることは警官に給料を払うことだ。」と発言しました。また「15664人の警官がこれらの組織に雇われており、イラン指揮されているのは、この殺人隊のメンバーである」とも言いました。
殺人隊は指導者やイラク旧軍の指揮官を殺します。そしてスンナもです。
自分の国から遠く離れて暮らすのは大変に困難なことです。家族のメンバーそれぞれはお互いに会うことも出来ません。
私たちは皆、自分の街に,家に、そして家族や友人のもと、仕事に戻れるのを当分の間待っています。
どうか、イラクの人々のことを忘れないでください。皆さんが、大変な苦しみを受けている友人を持っていること、侵略軍を追い出すのに皆さんの支援が必要なことを常に思い出してください。私たちは人間として正常な生活を送る権利を持つことをお覚えておいて欲しいのです。
イラクの現在の政府は、それを私たちは侵略者の政府と呼んでいるのですが、常軌を外れてスンナの街を破壊しています。アルラマディーやディアラなどひとつひとつを、です。今や、膨大なアメリカ軍と政府軍を使って、イラクの最大の都市モスルに侵入する準備を始めています。軍はあらゆる武器を持っており、建物を全て破壊し、詐術や多くの理由をあげて男性を殺したり,逮捕しようとしています。
私たちのことを忘れないでください。
また,いつかお会いしましょう。
【フサーム医師】 We are staying: ここに留まる
この数日前に、私たちは最良の友の一人を失った。仕事だけに関心を持ち、全てを患者に尽くす、そういう友人だった。 昨日は、口を撃たれて死んだ隣人もいる。彼らが隣人の事務所の同僚を殺害した時に大声を出したからだ!!!
先月のこと、私たちは医学博士号をもつ若い内科医を失った。彼は、スカイ・ソルジャー(天空の兵士)と呼ばれる者たちの犠牲になった。天空の兵士たちのことは、本当かそれともでっちあげか? 天空や天空の神から、どのようにして彼らが人々の命を奪う権利を得たと考えたのかは分からない。誰もが、こうした人々は潜在的な攻撃対象であって、自分の番を待っていることを知っている。
これがこの国での人々の状況であり、特に、今イラク国内にいる教育を受けた人々、医者や科学者、司法に従事する労働者がそうであり、理髪師や野菜売りのようなつましい人々たちでさえそうである。一部の特権的な人を除いて誰も守ってくれる法律など持っていない。
私の国は思い浮かぶ全ての犯罪に苦しめられている。人々は殺される理由も知らない間に死んでいる。犯罪者たちは公務の陰に隠れ、誘拐犯は金のために、また殺人者は宗教の仮面の陰に隠れている。女性でさえも禁忌を超えたという理由以外なにもないのになぶり殺しにされる。だが一体、誰がその判断するというのか?? 犯罪者、無知で愚かな者たちは時には人々に復讐するために、犯罪者によって口実に使われる。
酷い治安状況によって、無辜の人々、家族や女性やこどもが命を失っている。
家族は、人々に仕事に行くのを止めて欲しいと言ってくる。一歩毎に多くの危険があるからだ。命を守るためには自宅で座っていなければならないとは! これはどういう生なのか?我々は、頑丈な城の中にいたって死がだれにもやって来ることは知っている。だから、これこそ、敵が我々に望んでいることだと分かっている、つまり、働くのを止めること、患者を診察すること、息をすることを止めるのを。しかし、これが我々の尊厳を守る生活だろうか ???
だが、病院に行けば、もっと多くの苦痛と落胆がもたらされる。なぜなら、様々な伝染病や栄養失調や悪性腫瘍に侵される多くの患者がいるからだ。人々は、病院にきちんとした機材も薬もないために死んでいる。社会には腐敗と無責任がはびこっている。責任があるはずと思われる人の誰も国やそこに住む人を気づかわない。
武器なく闘うことは困難である。しかし、我々には信念がある。今の状況にほとんどの人が失望し挫けさせられるが、我々は患者を置き去りには出来ない。逃げることは出来ないのだ。この国が我々を必要としていること以外は考えることが出来ない。我々は、全てを置き去りにすることは出来ない。我々は、敵に我々を殺させはしない。我々の心を破壊させはしない。敵が我々を支配し、脅すのを許してしまうなら、彼らはきっとそうするだろうから。
イラク人は平和的な民族だ。しかし、この国を敵に譲り渡さないように全てのことをやるだろう。最終的にはそれが自分の命を懸けることになっても。敵は我々には他の選択肢はないことを知るべきだ。我々は、去りはしない。 イラク市民より