フサーム医師の妹 アンサムさん広島での受診・検査を受け入れ

 

 2004,2005年に当会の招待により広島大学病院で研修をされたフサーム医師の妹アンサムさん(彼女も医師で、昨年札幌で研修をされ、広島にも来られました。)が昨年末重い病気にかかりました。現在後遺症はあるものの自宅で療養しています。アンサムさん、フサームさんの願いは、現在のイラクではできないもっと詳しい検査をし,病因を明らかにしたいということです。幸い,広島大学病院脳神経内科に依頼したところ受け入れて頂くことになりました。3月末の来日を予定しています。

 アンサムさんの検査費,お二人の渡航費,滞在費は,今までのイラク支援とは別立てのカンパによるものにしたいと思います。

私たちのイラクの友人の二人の願いに応えると共に、今後のイラクの医療の充実にも貢献する支援だと考えます。皆様のご協力をお願いいたします

                       カンパの振込先 (これまでと同じですが、用途をはっきりさせるため、通信欄にアンサムさん支援
              書いていただきますようお願いします。)

                                ゆうちょ銀行   口座番号    01370−3−78607 

                      名   義    セイブ・ザ・イラクチルドレン広島 

 

フサームさんのメールから
妹に起こったこと全てを報告します。彼女の病気の始まりは次の通りです。
妹はそういう状態になる前に、2週間ほど頭痛が続きましたが、それは通常の薬で治りました。
.昨年12月9日(発病の日)の2日前、ひどい偏頭痛が起きましたが、熱は出なかった。
八日の夕方、短時間(数分)意識を失った。混乱し、平衡感覚を失ったように見えた。
彼女をベッドに運んだ。我々に何でもない、良くなるから。ただ電気を切って、と言って安心させようとした。しかし、数時間後には嘔吐を繰返すようになった。次の日には、同じ状態で光をまぶしがった。最初のMRIをとったところ、側頭から頭頂部にかけてきわめて強い異常がみられた。最初の診断は、ヘルペス性脳炎または静脈血栓ということであった。ゾビラックス、セフツリアクソン、ステロイドが使われた。三日目に短期間だが全く意識がなくなった。五日目にはまた良くなり始めた。デカドラン(ステロイド)の投与量を減らすと、大変疲れ眠そうになった。それを増やすと再び良くなった。しかし10日になると、突然身体の右側が麻痺し、失語症を伴った顔面麻痺となった。この時には、これまでなかった髄膜刺激症状が出てきて、乳頭水腫を伴う陽性のバビンスキ兆候が見られた。そこで二度目のMRIを行ったところ、脳に正中線移動を伴う大きな浮腫が発見された。画像が出血性脳梗塞を示していた。今回は集中治療室に入れられて、強度の利尿薬治療を受けた。その一週間後、彼女は身体の右側を動かすことが出来るようになった。質問には答えられるようになったものの、自分から話すことは出来なかった。顔面麻痺は急速に無くなった。バビンスキ兆候は陰性になった。当分の間、失語症や失名症(?)に悩まされている。身体の右半分は力がなく、回復は遅い。
メモ;彼女は一年前にひどい頭痛がありました。その時は他の病院にいたのですが、緊張性頭痛だと思われていました。アンサムは結婚しておらす、どのような治療も受けていなかった。仕事に懸命でした。 去年の12月23日以来ステロイドや強い抗生物質はうけていない。今年一月から経口の抗生物質に変えている。継続した脳のCTでは浮腫は減退し、正中線移動の顕著な復帰も見れる。最後のMRIではS状静静脈の異変が読める。おそらく、血栓によるものだろう。しかし、依然として原因は不明である。神経科医によって原因と推定されている乳突は、耳鼻咽喉科では否定された。完全な血液凝固を調べることが求められている。しかし、それはイラクでは出来ない。
我々が最終診断を出来なければ、また彼女の症状悪化の可能性もある。